彩らいふ

アリゾナ州立大学に交換留学中の女子大生。日々のことや留学生活について書きます✐

女性がわくわくできるライフプランを持てる社会にしたい

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こんにちは!あやです🐰

今回は、日本の女性がもっと生きやすい社会にするにはどうしたら良いのか」そして、「そのために今自分ができることは何か」について書いていきたいと思います✍️かなり長くなっちゃったのですが(笑)、少しでも新しい発見や共感をしてくれたら嬉しいです😂

私がこの問題について本格的に考え始めたきっかけは(前から関心があった問題ではある)、大学生になって「自分は将来どのように働こう?」と考えた時に、女性であるというだけで、育休制度や会社の女性の活躍度を気にしなきゃいけないのが「おかしくない?なんで?」と違和感を覚えたからです。例えば、男性だったら育休制度や会社の男性の活躍度を気にすることなんてほぼないはず。会社の評判などを見ていても「出産後は働きにくい環境でした」や「管理職はほぼ男性です」という口コミの会社も多く、日本では女性がキャリアプランを立てて働くのはとても大変だということに気が付いたのです。

日本の女子大生は”幻の赤ちゃん”を抱えて就活をする

「LEAN・IN 女性、仕事、リーダーへの意欲」という本によると、日本の女子大生は、"幻の赤ちゃん" を抱えて就活をしているそう。幻の赤ちゃんを抱えるとは、まだ産んでもいない赤ちゃんの心配をしながら就活をするということ。確かに私が会社の育休制度を気にしたのも、これに当てはまりますね。

今の日本では、良い社員でいることと良い母親でいることを両立するのがとても難しく、女子大生は「自分がやりたい仕事より長く継続できる仕事を選びがち」らしいのです。

 


 

↑  ちなみにこの著者のシェリル・サンドバーグという方は、Facebook最高執行責任者で子育てもしながらキャリアに奮闘した方です。とても読みやすいのでオススメ!

日本の女性の専業主婦志望の多さ

突然ですが、現在アベノミクスの重要課題の一つとして、「女性が輝く日本」と題して女性の社会進出が挙げられていますが、そもそも日本の女性は社会進出を望んでいると思いますか?

厚生労働省が行なった若者へのアンケートによると、15〜39歳の女性の3人に1人が専業主婦になりたいと思っているそうです。これは世界的に見ても1番日本が多いのです。実際に私の周りの友達を見てみても「将来バリバリ働きたい!」という友達は少ないように感じます。これでは、女性の社会進出が大幅に進むとは思えませんよね。

ではなぜ専業主婦になりたい女性が多いのか?という理由を考えてみました。

ロールモデルが周りにいない

②女性のキャリアプランが立てづらい社会

③やりたいことが特にない  

 

ロールモデルが周りにいない

みなさんのお母さんの中に、仕事と家事・育児をお父さんと協力しながら上手に両立している方はいらっしゃるでしょうか。

私の友達の話を聞くと、お母さんが専業主婦だったり、仕事をしながら家事もほとんどお母さんがやっているという家庭が多いように感じます。そのため、ワークライフバランスを取れている女性が周りに少なく、ロールモデルにする人がいないのです。

また、仕事と家庭を両立する女性というと「何でもできるキャリアウーマンでなければいけない」というイメージや、「強くて怖い女」というイメージを持たれやすく、自分には無理と思ってしまう女性が多いのです。

この問題を解決するには、男性が家事や育児にもっと積極的になるのはもちろんのこと、仕事と家庭の両立をする女性に対する意識改善が必要なのではないでしょうか。

男性の家庭進出について詳しく書いてある記事があったので是非読んで見てください👀

www.goodlife-journal.com

女性のキャリアプランが立てづらい社会

今の日本は、女性のキャリアプランが立てづらい社会です。結婚や出産をすると「仕事を取るか、家庭を取るか」という選択肢に迫られ、キャリアを断念する女性が今でも多くいると思います。実際に、それは世界と比較した日本の男女平等ランキングにも現れています。なんと149カ国中、日本は110位なのです。
 

【2018】世界の男女平等ランキング

【2018】世界の男女平等ランキング

 

この問題について、私が印象に残っているのは高校生の時に見た「未来世紀ジパング」という番組です。その番組では、

  • 日本の男女平等ランキングがとても低い🇯🇵
  • 男女平等ランキング一位のアイスランドは、結婚後の男女共働き率95%🇮🇪

という事について放送していました。私はこの番組を見て、「女性は結婚したり出産をしたら仕事を辞める」という考えがあるのは、日本だけということを初めて知りました。また、アイスランドの家族の特集を見て「こんなに家族と仕事を上手く両立している国があるんだ」という事にもとても驚きました。

今、アベノミクスで日本の女性の社会進出を後押ししているので、少しずつ女性が働きやすいように社会制度も変わってきているとは思うのですが、世界ランキングを見ると分かるようにまだまだ改善が必要です。また、友達のお母さんの話を聞いても「子育てと仕事の両立は本当に大変だったのよ。子供が熱を出して早く退社すると、あの人ばかりいつも早く帰れていいなって思われていた。」と話していて、社会制度が変わってもそれを活用しにくい風潮を変えなければ、実際に女性が働きやすい世の中にはならないのだと思いました。つまり、人々のワークライフバランスに対する意識改革が必要なのです。

これから日本は超高齢化社会が進み、人手が足りなくなるため、必然的に女性の働き手は必要不可欠になります。また、男性の場合にも両親の介護などで仕事を続けられず会社を辞める人が既にいて、今後そのような人はもっと増えていくと予想されています。

そのため、ワークライフバランスに対する意識改革は女性だけではなく、男性にも必要なことなのです。 

やりたいことが特にない 

ほとんどの大学生は"働く"ということに憂鬱なイメージを持っています。しかし、自分のやりたいことが明確になっていれば、それは変わると思います。私もそうなのですが、周りの友達を見ていても大学進学の時点で自分のやりたいことが決まっている人はほとんどいません。

私の場合は、インターン先の社員さんがやりがいを持って仕事をしてたり、インターン繋がりのTwitterを見てたら「自分のやりたいこと」にそのまま直結する仕事をしてる人がこの世の中には沢山いるということを知って、仕事に対するイメージがかなり考えが変わりました。

↓ 詳しくは前の記事を見てみてください☺️

yktd.hatenablog.com

その実体験を通して、大学生は就職前の情報量が少ないから"働く"ということに憂鬱なイメージを持っているのではないかと思いました。私はインターンインターン繋がりのTwitterを通して様々な社会人の方の情報を得られているけど、もしそれがなかったらTwitterはただの友達との暇つぶしのSNSだったし、自分のやりたいことを探すということもせず、ネームバリューのある会社に惹かれて就職活動していたのではないかなと思います。

だから、私が「仕事って想像してたよりも自由で楽しそうだな!」と気付いたのと同じように、大学生が「自分のやりたいこと」に直結する仕事をしている社会人が沢山いるということに気付くきっかけがあったら良いのになぁと思います。

自分にできることって何?

ここまで、日本の女性は”幻の赤ちゃん”を抱えて就活することや、専業主婦志望が多い理由について考えてきて、日本の女性の社会進出を妨げる要因について分かっていただけたでしょうか。

では「実際この現状を改善するために自分に何ができるの?」ということについてですが、社会制度の改革はもちろん、「ロールモデルが周りにいない」ことや「やりたいことが特にない」という問題の改善に関しては自分でもできることはあるのではないかと思います。

この本の「自分がロールモデルになろう」という章に、ひとりひとりの社員の意識が変わっていったことの結果として、会社は変わると書いてあるのですが私はそれを読んで、まずは自分がロールモデルとして「自分のやりたいこと」に直結する仕事をし、ワークライフバランスが取れる社会人になろうと思うようになりました。(ちなみにこの著者の方は、最初は専業主婦志望だったのですが、今はワークライフバランスを取りつつ働いているバリキャリの方なので、ロールモデルを探している方は是非読んで見てください!)


 

だから、今この記事を読んでくれている人に女子大生の方がいたら、一緒にロールモデルを目指してみてほしいなぁと思います🙋‍♀️(難しいのは分かってるけど、宣言した方が叶うと信じてる笑)

また、女性の社会進出以前の問題として、これから社会に放たれる女性の意識を変えるのが大切だと思うので、自分が社会人になった時に、何か別の形でも女子大生の将来に関する考えを変えるサポートに関われたらいいな〜とも思っています。(まだ何も考えてないけど...😇)

もちろん人によって専業主婦になりたい人もいるし、ゆるキャリかバリキャリになりたいのかも違うと思います。(私もまだ分からないし...!)

だから、長々とここまで言ってきてしまったのですが、要するに

女性がわくわくできるライフプランを持てる社会を作りたいということなのです。"幻の赤ちゃん"の心配をせず思い切りやりたいことに向かっていける社会、一人一人の女性が思い描くライフプランで生きられる社会です。

平成の次の時代は、日本の女性の本領が発揮できる社会にしましょう!

↓ 女性の社会進出問題に興味がある方、この本も必見です🤗 社会制度などについて分かりやすく載っていて勉強になります。